営業日報① 出会いは偶然という必然なもの
特にお客さんを乗せられず、売上もイマイチな時にやっと乗せられたお客さん。
よ~し、これで一発逆転!
そんな期待を抱き
元気よく「ご乗車ありがとうございます!」の挨拶に対して、お客さんはすまなそうに
「3つ目の信号を渡ったところまで」
え~すぐそこじゃん……
期待に反しての言葉につい
え~っ、歩いた方が早いんじゃないの~
と口に出してしまいそうな場面、よくありますよね。
満シュウに相反する言葉、いわゆる3ケタのお客さん。
歩いた方がいいんじゃない
歩かないから、そんな体型になっちゃうんじゃないの
こんな酷いことを思ってしまう人もいますよね……。
どんな距離の長い短いのは関係なく、みんな一緒のお客さん。
頭ではわかっているんだけど……。
でも、胸に手を当て、よ~く思い出してみてください。
思いがけないところからロングのお客さんを乗せるってことありませんか?
まさか、このお客さんを狙ってこの場所に来た訳じゃありませんよね。
そう、たまたま前のお客さんに連れて来られてきただけ……それもそのお客さんは3ケタのお客さん。
その3桁のお客さんを乗せ、この場所に来たからこそロングのお客さんに出会うことができた。
もとを辿れば、前のお客さん、その前のお客さん、さらに前のお客さん……という感じに繋がってきたわけです。
1つでも欠けたら、そのロングはなかった訳です。
ほんとに不思議ですね。
これは、今の自分自身にも言えること。
今までの出会いの中で1つでも欠けていたら今の自分もなかったのです。
意味がないものはない。
すべては繋がっている。
今すぐ結果は出なくても、いずれあの時の出会いのことを思い浮かぶ出来事がくる。
そう思えば不貞腐れるってことは、かなり減ると思うんですよね。
この仕事は、
出会いの積み重ね
で成り立っています。
たまに乗せるロング客、宝クジの1等までとはいきませんが、5等ぐらいが当たった興奮さ、そんな奇跡を沢山実感できる職業です。
でも、そんな欲のあることを思うと一向に当たりが引けないからこれまた不思議。
運の一言で片づけてしまえばそれまでですが……。
運と言えば、ドライバーによって割合は違うと思いますが、7、8割方は運に左右される仕事だと思いますね。
稼ぐ人は、様々な緻密なデータなどを取ってこの運の確率をあげる努力をしています。
運は、ただ待っているだけでもやってくるが、努力をすればするほど上がるものと思います。
運に一喜一憂する、それもまた人生。
さぁ~て、今日はどの人がどんな所に連れて行ってくれるのか、楽しみだなぁ~。
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